2014年8月18日月曜日

地域包括ケアの一歩は住民流たすけあい 木原孝久さん

たくさんの出来事があったのにお休みしてしまい、2か月ぶりのブログです。まずは、5月29日の大学院から、木原孝久さん(住民流福祉総合研究所)の講義感想です。「地域包括ケアシステム」には、住民の協力や助け合いが不可欠だけど、組織立てなくても、ちょっとご近所さんとコミュニケーションをとることが大切だと思いました。

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世の中にはこんなに凄い人がいるんだな~と思った今日の講義は、住民流福祉総合研究所の木原孝久さん。
「福祉の主役は地域住民である」と語る木原さん、まずはおつきあいの流儀についてテストを行いました。たとえば、
□「自分や自分の家族のことは隠しておきたい」、
□「困っている人にはお節介と言われない程度に関わる」
こんな質問が10個あり、〇か☓かで答えていくのですが、なんと、全国での感触は、7~9個〇の人(常識人)が多いんですって。
これじゃ、認知症の人が行方不明になってもわかんないし、隣で虐待の気配があっても無関心で済ましちゃうわけです。

わがジャーナリズム分野は2~5個が多くて、世話焼きさんが多いことが判明(^o^)。
日本人の72%が、頼まれたら動くタイプで、世話焼きさん-頼まれなくても動いちゃうのは23%でした。

木原さんは人間地図(じんかん・ちず)=支え合いマップを作っていて、もう一つずつの説明が抱腹絶倒、心の底から、そうそう!とうなづき、笑えました。

支え合いの最適数は50世帯、そこでは、困っている人を見つけたら、気になってご飯が喉を通らない超大物お世話焼きさんが存在し、また当事者本人がリードする助けられ上手もいるんです。介護保険はとても良い制度だけど、プロが入ることで、今まで世話を焼いていた人も手を引いてしまって、地域で当たり前であるはずのことが、いつの間にか忘れ去られてしまったと言います。

お世話を受けるだけじゃダメで、気難しい男性をデイサービスに連れ出すのも、ボランティアして~と頼むとイキイキと参加すると言う話も大笑い。

住民流に基づいた支え合い型の地域福祉づくりは12の流儀があり、当事者が主導権を主張するのが住民の流儀で、相性が悪ければ、民生委員が来たって戸を絶対に開けないわけで、そこは気に言っている人が訪ねて行けばいいんですよね。

もう、目からウロコ。
今日の講義を聞いて、私、地域福祉の現場に戻りたいなと思いました。以前、地区社会福祉協議会に所属していたことがあり、その時は、ミニディサービスやふれあいサロン、子育てサロンなどのお手伝いをしていました。今はまだその時じゃないけれど、私も年をとるわけで、ゆっくりと、地域に住む高齢者のために、何かできることを見つけていこうと思います。

なんだか、楽しくなり、久々に燃えてきました。やるぞ~~!!なんて気持ちです。
ついでに「たすけて~~」もたくさん言える人になりま~す。なかなか言えないですよね。でも、コミュニケーションの一歩は、「たすけて~」ですね\(^o^)/