2012年8月5日日曜日

【日本在宅ホスピス協会】全国大会船橋分科会④在宅リハビリテーション

セラピストの皆様へ

9月1日の日本在宅ホスピス協会では、セラピストの皆様のターミナル期における働きを話し合う場も設けています。維持期、回復期だけでない、ターミナル期における「リハビリテーション」の役割について徹底討論しませんか?
分科会全体は、こちらで確認ください。事前申し込みは、7月31日で終了しました。お問い合わせは、hha15funa*gmail.com(*を@小文字にしてくださいね)。当日も可能です。日本在宅ホスピス協会はこちらから

分科会④在宅ホスピスにおけるリハビリテーション
開催日時:9月1日(土)15:00~17:30
会  場:3階 大研修室C 321号
座長:千葉県立保健医療大学 健康学部 准教授 安部能成
基調講演:千葉県立保健医療大学 健康学部 准教授 安部能成
話題提供:1.東大宮訪問看護ステーション 作業療法士 佐治 暢
       2.医療法人社団愛語会 要町病院 リハビリテーション室 理学療法士・作業療法士 岩城 基
       3.のぞみの花クリニック 理学療法士 西尾玲子
翌日報告者:船橋市訪問看護ステーション理学療法士 松川基宏

基調講演:在宅ホスピスにおけるリハビリテーションの特色とは何か? 安部能成

 これまでの医学的リハビリテーションは、主として病院のリハビリテーション室での活動を前提として展開してきた。
 歴史的にみると草創期は、機能回復訓練による社会復帰が目的であった。したがって、退院後は自宅復帰よりも再就職の方が好まれた。次に機能維持を目的としたリハビリテーションに注目が集まるようになった。同時に、病院を含む施設のみならず、自宅・地域におけるリハビリテーションも注目されるようになった。さらに、がん対策基本法の成立・施行を受けて、ホスピス緩和ケアが焦点化されるようになった。患者さんのQOL向上のためには、御本人の希望に添うことが必要であり、残り少ない日々を自宅で過ごすことを希望されるなら、その実現のために努力する必要がある。

 しかし、リハビリテーションは機能回復、または機能維持を目的として展開してきており、早晩機能低下の避けられないホスピス緩和ケアの患者さんに、どのように介入すべきか、まだコンセンサスはない。しかも、このことを在宅で行うのは、まだ少数にとどまっている。

 だからこそ、今回の日本ホスピス協会の全国大会では、在宅リハビリテーションに求められることを明らかにすべき好機である。緩和ケアで始まるとしても、死亡で終わることの多いターミナルケアにおいて、あるいは機能低下の状況で、リハビリテーションは何をなすべきか?

 予後の迫る中、患者の希望を、たとえ小さなものであっても実現することが求められる。残された時間が少ないので、その日その場での対応を求められる。最終場面で突然登場するのは、患者の心理機能低下のために困難であるなら、いつ・どのようなタイミングで介入すべきか、話し合うべき問題点は多々ある。患者との個人的関係に終わることの多かったリハビリテーションは、患者家族とどのような関係を持てばよいのだろうか?

 原疾患の治癒は望めなくとも、退院できること。自宅での生活を少しでも維持すること。たとえば、入浴し易く、食事し易く、トイレに行かれ易く、趣味の活動をし易くすることに援助するためのリハビリテーション活動。

 そのような在宅リハビリテーションの実践を提示し、必ずしもターミナルケアに特化していない、在宅リハビリテーションの経験者が職種の違いを超えて集い、その問題点を話し合いあい、より良いターミナルケアとしての在宅リハビリテーションに寄与したい。

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