2011年5月31日火曜日

【タオル帽子】抗がん剤を受けている方のご家族から

藤田敦子(NPOピュア)です。

連日、タオル帽子の話題ですみません。
ほかにも電話相談やがんサロン冊子の増刷手配や千葉大学看護学部との協働やら、いろいろと動いているのですが、まだ発表できないのです。
今年は次から次に、大きな話がいっぱい舞い込んできています。何かが変わろうとしている。

さて、タオル帽子ですが、昨日、千葉日報に紹介をされ、昨日、今日と電話が鳴り続けています。夕方にお電話をいただき、取れなかった方も何人もいます。

そんな中、珍しく男性の声に耳を傾けていると50代の奥様のことで電話をかけてこられました。
「手術ができず、抗がん剤の4クール目で病院に3月からいる。病院からもらったパンフレットでなく、バンダナを一生懸命探して手にいれたが、寝ているときにはずれてします。そんなとき、出先で、この新聞記事を目にした。ピンクや黄色、ブルーの明るい色のタオル帽子をいただくわけにはいきませんか」とのこと。お話されているご主人からも疲れを感じとれた。

大急ぎで、先日の講習会に参加した一人に電話をし、急遽、作ってもらい、持ってきてもらった。

被災地に贈るつもりで作っていたけど、できれば、千葉県に住む抗がん剤で脱毛し苦しんでいる人のために役立てたいと思っていた。でも、こんなに早くその日が来るとは思ってもみなかった。

待っていてください。
仲間が心を込めて作った花柄の明るい色のタオル帽子を贈りますね。

がん患者と家族のために!私たちの活動はそのためにあるのだから。

【千葉日報】被災者に贈るタオル帽子募集


藤田敦子です。
本日2011年5月30日に千葉日報に先日のタオル帽子講習会の記事が出ました。

岩手ホスピスの会は、岩手にホスピスを!と活動を行っていて、タオル帽子と一緒に、「あなたを大事に思っています」という緩和ケアの大事なメッセージも届けています。
今回講習会を再度開催することは難しいので、できればすでにタオル帽子を作ったことのある方からの送付をお待ちしております。もちろん、直接、岩手ホスピスの会へ送ってくださっても大丈夫です。毎週、川守田代表や吉島事務局長と連絡を取り合っています。最新のリポートは、明日アップさせますね。
NPOピュアの連絡先は、npo.pure@gmail.com(小文字にしてくださいね)
1000円は、見本と型紙のお金で、タオルをお送りする送料や袋などの購入費金などを入れ忘れました。皆様からの温かいご支援もお待ちしております。よろしくお願いいたします。
郵便口座00150-8-54634 NPOピュア

=================================
 東日本大震災被災者に「タオル帽子」を贈ろうと、がん緩和ケアを推進するNPO法人ピュア(船橋市、藤田敦子代表)が手作りのタオル帽子を募集している。22日は船橋市内で制作講習会も行い、18人が参加。寄せられた帽子は6月中旬までに2回に分けて発送する。
 同法人によると、タオル帽子は本来、抗がん剤で脱毛した患者のために考案され、愛用されてきた。フェースタオル一枚を使い、裁縫の初心者でも気軽に制作できるという。
 この帽子の普及活動を全国的に展開する「岩手ホスピスの会」(岩手県盛岡市、川守田裕司代表)が震災後、同県陸前高田市などの避難所で帽子を配布したところ、がん患者に限らず大好評。同会とピュアは以前から交流があり、話を聞いた藤田代表が応援しようと千葉県内で帽子の募集を始めた。
 藤田代表は「被災地ではお風呂に入れなかったり、入っても髪が乾かせないと聞く。タオル帽子は水で洗えて清潔に使える。千葉から心を込めて贈りたい」と語った。千葉からの帽子は同会を通じて避難所に配られるという。
 型紙と見本のセットは千円。作り方などの問い合わせは藤田代表(070-5554-3734)。
=================================

2011年5月23日月曜日

岩手ホスピスの会へタオル帽子を配布


NPOピュアの藤田敦子です。
昨日の夜中までがんばって、タオル帽子を完成させました。送る前までに、もうひとつ挑戦しようと思っています。
昨日も書きましたが、集まったタオル帽子は、岩手ホスピスの会の「被災地へのタオル帽子配送事業」に役立てて頂きます。(被災地へタオル帽子を!)
昨日参加された方の中には、被災地に両親や兄弟、友人がいる人がいます。GWに現地へ行って片づけをしたり、募金をしたり、それでも何かしたいと思いを持った方々が集まりました。抗がん剤の苦しさを知っている船橋がんサロンからも6名の参加がありました。
みんなが、心をこめて誰かのために一生懸命になって作りました。

5月7日に岩手ホスピスの会はカーネーションも持参されました。活動の一部を紹介。吉島事務局長の活動記録です。川守田さん、吉島さん、岩手ホスピスの会のみなさん、ありがとう!千葉もがんばりますね!

当日は、造花のカーネーションを200本、総合窓口用の鉢植え4個を準備した。
「母の日なんてすっかり忘れていました。みなさん喜ぶと思います。ホスピスさんが日常の生活を運んで来てくれるようなきがします」そう話して、本部の方が場内アナウンスのマイクを握り、「今日も、岩手ホスピスの会さんがコーヒーサービスに来て下さいました。明日の母の日のためにカーネーションのお花もあります。」
初めて岩手ホスピスの会と覚えて頂いた。今までは、ホスピーの会と言われていましたが、名前なんてどうでもいいからそれも楽しかった。

コーヒーサービスを手伝うひろゆき君に、「明日は、母の日だよ。お母さんにお花あげたら?はやく行かないとなくなるよ。」自分の気にいった大きな花を選び、いなくなった。
数分後、満面の笑みで飛んできた!「お母さんにあげたらさ~、わ~~~綺麗。あれ?造花か?でも嬉しいな~ありがとうね」って言われた。今まで見た事のないひろゆき君の表情が嬉しかった。来年は、生花を持参するね!そう、こころに決めた!

タオルを配布しているボランティアが駆け寄ってきた。タオルを沢山ほしいと言う方がいるんですが・・。話を聞くと、ご主人が前立腺がんで排尿に紙パットを使用しているがタオルも必要だと言うことらしい。しかし、皆さんの前で大量にその方だけに渡すと皆がほしいと混乱になるからあげる事は出来ない。ボランティアさんに、取り置きして帰る時にお渡ししますからお名前を聞いておくように伝えた。
来週も来ます。必要ならばもっと準備して来ようと思いました。

今回は、顔みしりに慣れたせいかいろんな方が自分の身の上を話して下さる。
帰りには、「話を聞いてくれてありがとう」と、涙を流し駆け寄って来て下さる方もいた。
みなさん、時間と共に落ち着く半面、こころが痛んで来ているような・・・。
こころが悲鳴をあげているような・・。そんな思いが伝わる。

2011年5月22日日曜日

【地震・がん・物資】被災地へタオル帽子を!


NPOピュアの藤田敦子です。

今日、船橋市中央公民館で、「被災地へのタオル帽子配布事業」として、タオル帽子の製作を行いました。大きな広報はできなかったのですが、総勢18名(松尾さんを入れ忘れてました)が集まりました。朝、茨城と千葉で震度4がありどうなるかと思いましたが、貴重な時間をご提供くださった皆様、ありがとうございました!

このタオル帽子は、抗がん剤で脱毛するがん患者のために、岩手ホスピスの会が考案したもので、いわて生協さんの炊き出しのお手伝いをしながら、岩手県の陸前高田市や大船渡市の避難所へ伺い、コーヒーサービスをしながら、タオル帽子の配布を行い、がん患者さんの相談窓口を紹介しているものです。以前からの知り合いの川守田代表に安否のメールをお送りしたら、いち早く動き始めておられ、現地の報告が私のもとに届いてきました。みんなから寄せられる「被災地のためになにかしたい」そんな思いをこのタオル帽子製作に込めました。

なるべく色の濃い、男性が使えるものをとの要請を受けて、9時半から11時半までの2時間でたくさんのタオル帽子を作ることができました。岩手への発送は5月末と6月中旬と2回に分けて行いたいと思っています。引き続き、タオル帽子製作を行っていきます。(できあがった一部です。すてきでしょう!)


すでにタオル帽子講習を受けておられる方は、NPOピュアへご連絡くださいませ。一緒に発送をさせていただきます。
メール npo.pure@gmail.com(小文字にしてください)
岩手から現地報告が入りましたらご報告いたします。

秋にもタオル帽子講習会を開催する予定です。その時には、被災地が落ち着いているといいですね。大きなことはできないけど、千葉県から現地へ心をこめてお送りしていきます。

2011年5月6日金曜日

【地震・がん】被災後もがん治療を!岩手から

NPOピュアの藤田敦子です。

GWも残りわずかですね。
今月の22日(日)9時半から11時半に被災地の岩手に送るタオル帽子制作を船橋市公民館で行います。タオル帽子は、岩手ホスピスの会が考案したもので、抗がん剤で脱毛したがん患者さんのために、タオルを使い、手作りした帽子を、病院などへ送っていました。今、被災地にいるがん患者は声を出せず、治療を受けられない苦しみや、副作用など人知れぬ悩みをかかえています。
被災地での活動を紹介する新聞記事です。タオル帽子を一緒に作り、被災地へ届けませんか?ピュアの連絡は、FAX047-448-7689 です!

被災後もがん医療を 岩手医大と8県立病院相談窓口

本県のがん診療連携拠点病院である岩手医大付属病院と8つの県立病院は、東日本大震災の発生後、適切な治療を受けられないがん患者の相談を受け付けている。県内の患者会も相談窓口などの周知に協力、助かった命を大切にしてほしいと呼び掛けている。

 相談を受けているのは、以前からがんに関する相談室を設けている9病院。かかりつけ医や病院の被災によって治療が中断したり、避難所生活で周囲に気兼ねし、自身のケアができないがん患者は相当数に上るとみられる。

 県立磐井病院の緩和ケア病棟ボランティアコーディネーター長沢雅美さんによると、陸前高田市から一関市の避難所に移り、熱を出して保健師に病院に連れてこられ初めて緩和ケアに該当するがん患者だったことが分かった被災者もいたという。

 自身もがん患者であるという長沢さんは「悩み苦しみながら命と向き合ってきたがん患者だからこそ、与えられた命を大切にしてほしい。勇気を持って治療の継続を」と願う。

 岩手医大付属病院の斎藤俊哉医療福祉相談室長は「食事一つとっても我慢しながら避難生活を送る人は多いと思う。がん患者に欠かせないメンタルケアも含め、広く役に立ちたい」と利用を勧める。

 一方、県内の患者会の活動が避難所に散在する患者の把握や情報提供に貢献している。

 副作用による脱毛で悩む全国のがん患者にタオル帽子を届けてきた盛岡市の岩手ホスピスの会(川守田裕司代表)は震災後、陸前高田市や大船渡市などの避難所で炊き出しや喫茶サービスを実施。患者に特定せず帽子を提供したところ、自分ががん患者であることを打ち明けてくれた患者もいたという。

 同会のほか、北上市のがん患者会「びわの会」会員や、宮古市の子宮・卵巣がんの患者会「らんきゅう*卵宮」なども相談窓口の情報提供に努めている。

 岩手ホスピスの会の川守田代表(盛岡市)は「今後は傾聴活動などにも力を入れ、被災したがん患者のきめ細かなサポートにつなげたい」と熱を込める。

 同会は23日も、陸前高田市の高田一中でタオル帽子配布とコーヒーサービスを実施。5月28日には盛岡市で傾聴のセミナーも開催する。

【写真=コーヒーを振る舞ったり、タオル帽子を配布した岩手ホスピスの会の活動=陸前高田市・サンビレッジ】

2011年5月1日日曜日

【地震・ボランティア】東北自動車道にボランティアの窓口設置

NPOピュアの藤田敦子です。

GWに東日本へボランティアに向かう人も多いと思います。
4月20日から、東北自動車道・泉パーキングエリアスマートインターチャンジ出口近くに「ボランティア・インフォメーションセンター」が設置された。
同センターでは、被災した自治体にある災害ボランティアセンターの場所や連絡先、主な活動内容などを提供している。ボランティアをするためには、日々、変化している被災地の状況を把握する必要がある。
業務は、5月中旬までの午前7時~午後6時。問い合わせは、022・377・3122