2010年5月24日月曜日

船橋がんサロン「ここにおいでよ」

ピュアからのお知らせです。船橋がんサロンに名前がつきました。


船橋がんサロン「ここにおいでよ」
ホームページもできました。


次回は、6月14日(月)10:00~11:30
船橋中央公民館です。


場所など、上記ホームページでご確認くださいね。
まっていま~す。 

2010年5月23日日曜日

がんの治療費は高額

リポーター陽子のがん情報
ここのところ、がんの高額な治療費についての新聞報道を目にすることが多いなか、イギリスから飛び込んできたニュースがあります。
それは「英 国のスーパーで、高額ながん治療薬が原価販売」というものです。

日進月歩するがんの医療。
しかし、高額な治療費のため、医療を断念する患者さんもいらっしゃるとか……。

高額療養費制度があるものの、一度は自己負担分を支払う必要があります。
この時間差も問題だし、そもそも、高額療養費制度そのものの認知度も問題かもしれません。
かくいう私も、高額療養費制度のことは知っていても、自分がこの制度を利用するまでは、詳しい内容は知りませんでした。
例えば、同じ医療機関でも通院と入院は別とか、同じ放射線治療でも月をまたがって受けた治療はその月ごとに計算されるなどです。

厚労省でも、この制度の見直しを検討しているというニュースを目にしました。
これは、いいニュースと思ったのですが、ちょっとした疑問が湧いてきました。

「見直しをする」ではなく「見直しを検討する」ということは、結局「見直し」ではなく「検討」であって、見直す訳ではない……なんともややこしい、官僚言葉にお役所仕事的匂いが……

2010年5月20日木曜日

がんの介護保険特定疾病に「末期」は必要なの?

藤田敦子のひとり言(がん対策)

介護保険に対して、連続して意見を書いています(がんの介護保険を迅速に)。
40歳から65歳未満の第2号被保険者の特定疾病に「がん」が入りましたが、「医師が一般に認められている医学的知見に基づき回復の見込みがない状態に至ったと判断したものに限る」とされています。

がん対策基本法で、がん患者と家族の療養生活の質の維持と向上を目的に、緩和ケアを推進することになり、早期からの緩和ケアがうたわれています。
私も、がん対策に関する意見交換会で、緩和ケア病棟に入れるのが「末期の悪性腫瘍」となっていては、早期からの緩和ケアにならないと訴えました。在宅医療の補完やレスパイトの機能をつけること、地域と連携を行い、緩和ケア外来を充実させて、と伝えました。

今、治療の段階から、治療病院と地域の病院や診療所とつながっていく方式が取り入れられています。2010年度の診療報酬では、「がん治療連携計画策定料」「がん治療連携指導料」が新設されました。

患者と家族が、寝たきりになってから、あわてて申請するのではなく、もっと早期から、介護保険を使って在宅療養を送ろうと思って、申請することが大切ではないでしょうか。
介護保険の制度や財源問題から、ほかの疾病のように使える範囲を決めたとしても、ほかは「骨折を伴う」とか「初老期」とかそういう言葉です。

患者が見る介護保険の案内にショックを与える文言を入れる必要はないと思います!!
緩和ケア病棟と同じく「早期からの緩和ケア」を望みます!
緩和ケアを「死を待つだけのあきらめの医療(ケア)」にしないでください。

2010年5月19日水曜日

第一回、がん患者と家族の集い、無事終わりました。

リポーター陽子のがん情報
17日、船橋中央公民会で開いた「第一回、がん患者と家族の会」
何名の方が参加してくださるのだろう
ドキドキしながら会場準備。
一人、二人と集まって、出席人数16名

一人ひとり、心の内を口にして
みんなが、大きく頷いている
その光景を目にした時

こんな集いが、船橋市内でもっと増えればいいのに……
近隣の市や千葉県中の、がんサロンのネットワークが作りたい……
と夢が広がりました

そのためには、まずはこの集いを続けること
継続は力なり!

2010年5月17日月曜日

長妻大臣と語る「みんなの介護保険!」行ってきました


藤田敦子のひとりごと(がん対策)

5月15日に、厚生労働省で長妻大臣と語る「みんなの介護保険!」意見交換会があり参加してきました。(がんの介護保険迅速化についての御礼も言ってきました。そして別のお願いもしましたが、それはまた後日に書きます)



テーマは「利用者・家族の立場から、現行サービスの課題・改善点の提起」

午前中にほかの会議があったので、全体の事前説明に間に合いませんでしたが、自己紹介なども行ったようです。12人ぐらいを1グループにして、6グループありました。1グループに2人、課題を提起する人がいて、私は、施設の利用者・利用者の家族のグループでした。課題に対して、ポストイットに意見を記載し、発表します。そして、次に同じように、解決等についてポストイットに書き、意見を出しながら、提言をまとめます。最後に、それぞれのグループから発表を行います。な、なんと、どうも、初めての試みだったようです。私も介護保険に対してたくさんの意見を伝えてきました!


この意見交換会は、NHKでニュースになりました。



厚労相“介護者の医療行為容認も”


長妻厚生労働大臣は介護サービスの利用者やその家族との意見交換会に出席し、在宅サービスを充実させるため、たんを吸引する行為など一部の医療行為をホームヘルパーが行うことを認める方向で、制度の見直しを検討する考えを示しました。


この意見交換会は、介護保険制度が始まってことしで10年がたったことを受けて厚生労働省が開いたもので、介護サービスの利用者やその家族などおよそ70人が参加しました。会合の中で、長妻厚生労働大臣は「皆さんの意見を聞いたうえで、来月には新しい介護の将来像をまとめ、よりよい介護保険制度を検討していきたい」と述べました。そのうえで、長妻大臣は「利用者から要望が多い医療行為については、ホームヘルパーでも、一定の研修を受けたうえで行えるようにしていきたい」と述べ、在宅サービスを充実させるため、口の中にたまったたんを吸引する行為など、一部の医療行為をホームヘルパーが行うことを認める方向で制度の見直しを検討する考えを示しました。会合の中で、出席者からは「介護職員の数が不足しており、もっと報酬を上げるべきだ」といった意見が出されました。


2010年5月12日水曜日

ピアカウンセリング


リポーター陽子のがん情報
ピアとは、同じ仲間という意味
がんという同じ病の者同士が
語り合い・支え合う活動が
ピアカウンセリングの基本

でも、同じ病の者同士が
語り合うメリットって何だろう

ピアカウンセリングに興味を持ち
アメリカでは、普通に行われているこの活動が
日本にも根付いてほしいと思いながらも
心のどこかにあった疑問

5月9日「つくばピンクリボンフェスティバル」に参加して
主催のNPOの方に聞いたお話で、その疑問が解けた


↑(つくばピンクリボンフェスティバルで、会場周辺をピンクリボンを持ってウォークする参加者
  老若男女、年齢層も幅広く、つくばという土地柄からか国際色も豊かでしたよ)


「同じ病の人という安心感から
胸の内をすっかり吐き出すことができる。
そしてその時、自然に出てくる笑顔。
その笑顔を思うと、続けていかなければと思う」

そっか……
同じ病という安心感
それは、同じ病という者だからこその絆

船橋で来週の月曜日に初めて開く「がんサロン」
コツコツ続けて行きたいなと、改めて思う

ところで、つくばのピンクリボンフェスティバルの会場で
県の職員の方にお話を伺うと
茨城県では「総合がん対策推進計画―第二次後期計画―」の中で
がん患者・家族支援の推進というのを掲げている。
その中では「体験者によるピアカウンセラーの養成」をうたい
相談支援センターと連携したピアカウンセリングを実施するとしている。
ピアカウンセリング事業は
NPO法人つくばピンクリボンの会に委託され
現在2ヶ所で行っている相談事業を
今年の10月以降は、4ヶ所に増やそうとしているそうだ。

翻って我が千葉県を見てみると
千葉県がんセンターで2名のピアカウンセラーが
相談にあたっているという。

千葉県がんセンター・ピアカウンセリング
NPO法人医療・福祉ネットワーク千葉HP





2010年5月8日土曜日

船橋にも、がんサロンを

リポーター陽子のがん情報
5月17日に開く「第一回がん患者と家族の集い」は、島根県で始まった「がんサロン」をモデルにしています。
その島根県で昨年、全国がんサロン交流会in島根が開かれました。
がんサロンは「皆で支え合って楽しむところ」だと、大会会長の佐藤愛子さん。
そんながんサロンには、看護学生が訪問することもあるとか。
真摯に生きる患者さんに会うことで、多くの気づきを得ているとか。

船橋にも、そんな拠点ができればと思って第一回がん患者と家族の集いを開きます。
問い合わせの電話の向こうの声に、同じ思いを感じます。

第一回がん患者と家族の集い
5月17日(月)10:00~11:30
船橋市中央公民館・第1集会室

2010年5月2日日曜日

末期がん等の要介護認定について(厚労省)

藤田敦子のひとりごと(がん対策)

4月20日に参議院厚生労働委員会にて、「末期がんの介護認定を迅速してほしい」と梅村議員より質問をしてもらいました(梅村議員の質問は、こちらのブログを参照くださいね)。
早速に動きがありました。

4月30日に、厚生労働省老健局より、介護保険最新情報として、「末期がん等の方への要介護認定等における留意事項について」事務連絡が、都道府県及び市区町村等介護保険主管課(室)あてに出されました。

一歩前進しましたね。早急な対応をありがとうございます。

さて、介護保険制度の範囲内の対応のため、意味しているところがわかりづらいと思いますが、患者側からのお願いとして書かせていただくと

介護を必要とさせている特定疾病名が、がんの場合は、主治医意見書に必ず書き、迅速な対応をお願いいたします(事務連絡では第2号ですが、第1号でも急を要する場合は必要だと思います)。姫路市が作った至急扱いの主治医の添付書類も参照ください。病院の主治医の方にも徹底してほしいと思います。

保険者が、急を要するかどうかの判断を、申請時にすることは難しいと思いますので、同日のうちに認定調査を実施し、直近の介護認定審査会で二次判定を行い、要介護認定を迅速に出してほしいです。
ここで再度のお願いですが、間違っても、「要支援」にすることのないようにお願いします。ADLは保たれますから、寝たきり度や問題行動で、がんを判断しないでください。パワーリハビリをするなんてありえないことです。徘徊する認知症の方が要支援にならないのと同じ考え方です。

訪問看護は、末期がんは医療保険で入りますから、介護保険で使用するのは、福祉用具(ベッドなど)、ヘルパー、訪問入浴あたりでしょうか。介護保険で訪問看護を使っている場合、そのまま介護保険で入っていくケアマネジャーもいますし、一人暮らしの場合、必要になるサービスは増えますね。夜間対応型ヘルパーが増えてデイホスピスなどもあるといいですが、これからの課題になりますね。

ほかにもいろいろありますが、この事務連絡によって、各都道府県及び市町村単位で、がん患者の介護保険について問題点を洗い出し、適切な要介護認定の実施及び介護サービスの提供を図っていただきたいと思っています。国へ要望するだけでなく、介護保険以外の公的サービスを作り出していただければ嬉しいです。

申請をする患者側も、患者本人は認定調査が来ると、無理をすることがありますから、普段の状態などを伝える努力も必要だと思います。ネガティブな「末期」という言葉はう~んと思っていますし、外来化学療法をしていると、いつが申請時か患者側にはわかりませんが、介護申請をしようと思ったら、認定の迅速を図れるようにしてほしいのです。

一番大変な思いをしているのは、がん患者と家族だもの。
皆様のご協力を平にお願いいたします。

2010年5月1日土曜日

がん患者と家族の集い

リポーター陽子のがんいろいろ情報
5月17日、船橋市中央公民館(第一集会室)で、第一回がん患者と家族の集いを開きます。
船橋市にも、がんサロンがあってもいいのでは……、患者となってから、ず~っとそう思っていました。

そんな思いが通じたのか、NPOピュアの主催で第一回目を開くことになりました。
世話人は、私ともう一人、共にがん患者です。
患者も家族も、がんと向き合うことが、辛い時もあります。
でも、同じ体験を通して分かり合える仲間がいます。
ここに集い、共に支え合うことを感じてもらえればと思っています。

第一回 がん患者と家族の集い
5月17日 船橋中央公民館・第一集会室
10:00~11:30

問い合わせ:m-sumire@knd.biglobe.ne.jp