2010年1月31日日曜日
在宅がん緩和ケアフォーラムNHKニュース
平成21年度千葉県在宅がん緩和ケアフォーラムですが
NHKでニュースとして流れました。
私たちの思いが全国に届きますように!
在宅がん緩和ケアフォーラム
NHK千葉動画ニュース
がんの患者が病院でなく自宅で痛みを取り除きながら生活する「在宅緩和ケア」の普及を目指すフォーラムが30日、千葉市で開かれました。
がんの在宅緩和ケアは、余命が限られた患者が住み慣れた自宅で生活しながら痛みを取り除く手当や精神的なケアを受けるもので、医師や看護師、家族などの幅広い協力のもとで行われます。フォーラムでは、在宅緩和ケアに取り組む福岡市の医師、二ノ坂保喜さんが講演し、自宅で亡くなったがんの患者の例を写真を交えて紹介して「在宅で過ごすことは家族とのつながりのなかで過ごすこと。どこで最期を迎えたいかという患者の希望に応える仕組み作りが必要だ」と訴えました。
続くパネルディスカションでは看護師やケアマネジャーも参加し、「介護にあたる家族にも精神的なサポートが必要で悩みや苦しみをよく聞くことが大切だ」といった意見や「医師とケアマネジャーの連携がうまくいっていないケースもある」という指摘などが出されていました。
会場には、がんの患者や家族などおよそ450人が訪れ、熱心に聞き入っていました。
2010年1月28日木曜日
千葉県在宅緩和ケア支援センター開設
千葉県では、住み慣れた地域で在宅療養を希望するがん患者さん・ご家族の方のために、安心して質の高い療養生活が過ごせるよう相談支援を行う他、在宅緩和ケアに携わる医療従事者等の相談、在宅緩和ケアに関する普及啓発などの拠点として、「千葉県在宅緩和ケア支援センター」を開設しました。
内容は、1.相談支援窓口(電話相談)、2.在宅緩和ケアに関する情報収集・提供、3.講演会の開催
詳細は、千葉県在宅緩和ケア支援センターについて から。
今週末の 平成22年1月30日(土)に第1回の千葉県在宅がん緩和ケアフォーラムが千葉市文化センターで開催されます。1月25日までの事前申し込みは締めましたので参加証のご送付はできませんが、参加希望の方は、在宅がん緩和ケアフォーラム事務局(NPOピュア内)電話070-5554-3734へお問い合わせください。当日は、会場の「当日受付」にお越しください。
とうとう、念願の在宅緩和ケア支援センターが開設されました!嬉しいです!!
2010年1月23日土曜日
緩和ケア病棟26日オープン船橋市・医療センター
船橋市立医療センター(船橋市金杉)に26日、がん患者の身体的な痛みや不安などの軽減を目的とした緩和ケア病棟が開設される。東葛南部地域では初めてとなる。
市立医療センターによると、緩和ケア病棟はセンターE館の4階部分に新設される。約1100平方メートルに、個室14室、3人部屋2室の計20床を整備。このほか、家族が宿泊できる部屋が2室など供えられている。5階には緩和ケア内科外来が配置される。
緩和ケア病棟には、緩和ケア内科の医師1人と看護師15人を配置。看護師は常時2人態勢とし、精神科医や薬剤師、心理療法士は一般病棟と兼務とする。
積極的な延命治療、抗がん剤治療は行わず、医療用麻薬を投与して痛みをコントロールする一方、訪問看護や居宅介護事業などを手配し、2~3週間程度の入院後、在宅での療養を目指す。
食事費を含む入院料は、一般病室が1日1万2120円、70歳以上は4560円。問い合わせは同センター(047・438・3321)へ。
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千葉日報1月22日にも記事が出ました。
終末期患者に安らぎの環境
26日に緩和ケア病棟開設 船橋市立医療センター
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がんの在宅ケア考える催し開催 30日、千葉で
がんになっても家で暮せるよう医療、福祉、患者家族らが共に考える「県在宅がん緩和ケアフォーラム」(県など主催)が30日、千葉市中央区の市文化センターで開かれる。二ノ坂保喜・にのさかクリニック院長が「在宅ホスピスのすすめ」と題して講演した後、地域や病院で緩和ケアに携わる人たちが現状や今後について話し合う。
県は今年度、同区の県がんセンター内に「県在宅緩和ケア支援センター」を設置。在宅療養をする県内のがん患者と家族に向け、近く本格的な相談業務を開始する。
フォーラムの進行を務めるNPO法人千葉・在宅ケア市民ネットワーク「ピュア」の藤田敦子代表は「念願だった支援センターも動き出した。自分らしく生きるために、広く在宅緩和ケアを知ってほしい」と参加を呼びかけている。
同日午後1時から。申し込みは25日まで。同フォーラム事務局(電話070・5554・3734、ファックス047・448・7689)へ。
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全国紙の講演会情報もこれから流れていきます。
1月25日(月)11時からNHKいっと6県でご案内が出ます。
他にも地域のミニコミ誌などでご紹介くださっています。
事前申し込みは25日まで。それ以降は、当日受付で
お受けいたします。NPOピュア「フォーラム事務局」
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2010年1月22日金曜日
1月23日HNK再放送「最新科学が見つめる生と死」
サイエンスZERO最新科学が見つめる生と死ですが、第3回放送を前にして、第1回、第2回の再放送があります。見忘れた方はぜひご覧ください。
わたしは、第一回の冒頭に、「痛み」をもった家族として登場します。
患者の身体的な痛み、こころのケア、社会経済的な痛み、そしてスピリチュアルケア、遺族ケア。
緩和ケアは、やっと動き出した気がします。
痛みに苦しむ時代がなくなる日が来ますように!
医療は、科学なのだと思うが、
在宅医療を語るとき、科学で語るものではないと思う。
質の調査は必要だけど、満足度調査などで図るものではないだろうか。
1月23日(土)午後 2:00
サイエンスZERO・選(教育 ’09/11/28放送分)
シリーズ 最新科学が見つめる生と死(1)
「がん緩和ケア最前線―経験から科学へ」 http://www.nhk.or.jp/zero/contents/dsp284.html
午後 2:34 サイエンスZERO・選
(教育 09/12/19放送分)
シリーズ 最新科学が見つめる生と死(2)
「寿命とは何か~細胞に組み込まれた命の時間~」 http://www.nhk.or.jp/zero/contents/dsp286.html
午後10:00 サイエンスZERO
シリーズ 最新科学が見つめる生と死(3)
「長寿遺伝子が見つかった!」http://tv.yahoo.co.jp/program/190614/
2010年1月21日木曜日
がんタウンミーティング広島&福岡&新潟
がんタウンミーティングが各地で行われています。
先陣は、平成22年1月10日 島根県[内容はこちら]
そして、平成22年1月17日 広島県でした。
がん患者の負担軽減など訴え (中国新聞)
厚生労働省がん対策推進協議会は17日、がん対策のタウンミーティングを広島市中区の広島YMCAホールで開いた。医療現場や地域の声を国の2011年度予算に反映させるのが目的。患者や医療従事者、住民たち150人が参加し、経済的負担の軽減や心のケア充実などを求めた。(全文はこちら)
これから、開催される場所は、
1月23日(土)13:30-16:30(開場13時)ナースプラザ福岡(福岡県HP)
1月24日(日)13:30-16:30(開場13時)新潟県医師会館(新潟県HP)
1月31日(日)13:30-16:30(開場13時)青森県医師会館 (予定)
2月7日(日)13:30-16:30(開場13時)NCC(長崎文化放送)スタジオ(予定)
入場無料、予約不要です。
県外の方の参加も可能です。
あなたの思いの一つ一つが、明日のがん対策につながります!
2010年1月17日日曜日
最前線ひと 藤田敦子氏 在宅ケアの情報発信(2008年)
毎年ご紹介があるのですが、今回は飛びますが、2008年全国大会(千葉大会)後に出た日経新聞2008年7月27日(日)朝刊記事です。
日経新聞 2008年(平成20年)7月27日 日曜日
最前線ひと
在宅ケアの情報 患者・家族へ発信
千葉・在宅ケア市民ネットワーク「ピュア」代表 藤田敦子氏
「どの会場でも、演者と客席が一体となって熱のこもった議論が行われ、中身の濃い大会にすることができた」
終末期やがんの緩和ケア、在宅ホスピスケアなどのあり方を考える「日本ホスピス・在宅ケア研究会」が今月12日、13日に千葉市で開いた全国大会で大会長を務めた。医師、看護師、介護職らが中心の研究会だが、「患者や市民が専門職と同じ目線で語らい、双方向の議論をしたい」との理念を掲げ、計35の講演やシンポジウム、パネルディスカションのテーマ選択、人選を足かけ2年がかりで進めた。
冒頭のあいさつで、「国の施策は在宅ケアを重視する方向に変わりつつあるが、制度はますます複雑化し、患者・家族には分かりにくくなっている。この大会を理解を深める一助としたい」と訴えた。
切ないほど望んだ情報が必要な時に手に入らず、途方に暮れた経験がある。
1999年、がんを患った夫を病院で看取(みと)った。病室に泊まり込んで看病し、「一緒に白い壁と天井に囲まれて過ごした」。ある春の日、近くの公園で鮮やかなチューリップを見て思った。「夫を(家に)連れて帰ろう」
そのためには、痛みをとってくれるなど医師の支援が必要だ。電話帳で探したが、たどり着けなかった。外泊許可を取って2泊3日の一時帰宅。食堂のイスに座って「家っていいなあ」と夫はつぶやいた。
別れから2年後、NPO(非営利組織){ピュア」を立ち上げた。在宅ケアの情報発信と在宅での看取りを可能にするネットワークづくりが目標だ。在宅ホスピスに関する電話相談や情報誌発行のほか、患者・家族を支えるボランティアの養成研修を開くなど、多彩な活動を続けている。
2004年には、千葉市内の医療機関、福祉施設などへのアンケートを基に作製した「在宅ホスピスケアガイド」を発行。在宅医や支援制度など「役に立つ」情報をふんだんに盛り込んだ。
「家に帰ろう!」「最期まで自分らしく生きたい、暮らしたい」――。表紙に入れた言葉は、自身のメッセージでもある。
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2008年の千葉大会についてはプログラムをこちらから
千葉日報 2008年7月13日 日曜日
終末期ケアへの理解深めて 日本ホスピス在宅ケア研究会
初の千葉大会でシンポ「医療・福祉連携で患者支援を」
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2010年1月11日月曜日
がんタウンミーティングin島根
このタウンミーティングは、がんによる死亡率が全国平均より高い県で開催されており、島根県は11番目に高い県です。
様々な意見が出て、「予算を弾力的に使える仕組みを」、「治療をするスタッフの育成のための予算を」、「患者だけでなく家族の精神的ケアを」、「がん検診率アップのために学校での教育を」「海外で使用可能な抗がん剤の問題」、在宅に関係するものでは、「訪問看護師との連携」「若年層の介護保険の負担金」などが出ました。
次は、がん死亡率が全国より高い広島県、福岡県など5か所で開催されます。
この5か所の意見、ワークシートに書かれた提言を
がん対策推進協議会ワーキンググループがまとめて厚生労働省に提出します。
あなたの声で、日本のがん医療を変えましょう。
(詳しいことは、山陰中央日報、NHK島根のニュース を参照ください)
2010年1月8日金曜日
平成22年がん対策に316億
厚生労働省が発表した来年度予算案の概要によると、「がん対策」の計上額は316億円で、今年度当初予算(237億円)に比べて79億円の増額となった。このうち健康局は143億円を計上し、新規事業として「がん医療に携わる医療従事者の計画的研修事業」(1億9900万円)、「がん医療の地域連携強化事業費」(2億7800万円)などを盛り込んでいる(キャリアブレイン)。
第11回がん対策推進協議会では、厚生労働省 434億円(前年237億円)でしたから、100億減ったわけですね。それでも、前年よりは79億アップです。これは、女性特有のがん検診分ですね。100億の分は詳細みないとわかりませんが、国立がんセンター分かもしれませんね。
ただ、この前のブログにも書きましたが、タウンミーティングの開催や、「がん対策評価・分析経費」が予算として入っていることは、患者の満足度調査や現場からの声を重視する施策ですから、これはすごいことです。
さて、在宅に関して言えば、「がん医療の地域連携強化事業費」です。
地域の医療機関、緩和ケア病棟などの情報を把握し、がん患者の意向を踏まえた上で、地域の中で利用可能な、患者にとって適切な医療サービスなどを紹介するため、非常勤医師や看護師から成る「地域連携コーディネーター」を配置して、がん患者が安心・納得できる体制の構築を支援する。
タウンミーティングで多いに取りあげてほしいですね。ピュアが主催する1月30日のフォーラムでも議題にしたいと思っています。診療報酬でも、緩和ケア・在宅ケアの比重が高まっています。患者と家族の視点で、本当にいいものになるよう、これからも目が離せませんね。
がん対策WGタウンミーティング
あけましておめでとうございます。
1月30日に行われる
千葉県在宅がん緩和ケアフォーラムの準備に追われています。
少しでも、現在の千葉県の現状を知っていただきたいです。
さて、がん対策ですが
昨年初めて行われたがん対策推進協議会のWGによる予算や仕組みの改善のためのタウンミーティングが各地で開催されます。
昨年は、東京と宮城県でしたが
今回は6ヶ所です。首都圏ではなく、山陰、東北、九州です。
先陣は、島根県で、1月10日です。
1.趣 旨
有効かつ現場のニーズに沿ったがん予算の提案や仕組みの改善などに関して、意見聴取することを目的として、厚生労働省がん対策推進協議会委員からなる「提案書取りまとめ担当委員」(いわゆる“がん施策・予算提言ワーキンググループ”)が主催し開催する。
2.日時及び場所
○平成22年1月10日(日) 13:30~16:30
○島根県立大学短期大学部出雲キャンパス 大講義室
出雲市西林木町151(一畑電鉄 川跡駅下車、徒歩5分)
http://www3.pref.shimane.jp/houdou/press.asp?pub_year=2010&pub_month=1&pub_day=6&press_cd=1691101E-0C3D-4808-A1DC-28593F3A0F48
今回は、タウンミーティング開催に意欲的で
2008年の全がん年齢調整死亡率が平均よりも悪い県が
選ばれています。
その県にお住まいでなくても、参加はできます。
前回取りまとめたものが、今回の診療報酬改定の議論の中で取り上げられています。つまり、密室の中で決まるのではなく、現場や当事者の声が、予算などに反映されるわけです。
これはすごいことです。
がん対策は、本当に先陣を走っています!