2009年2月15日日曜日

千葉県は、ずっと住み続けられるまちなのか?

by 藤田敦子です。

今日は、がんから離れて
全国地域リハビリテーション支援事業関東ブロック研修会に参加をしてきた。

今回、ずっとあこがれていた
茨城県立健康プラザの大田仁史氏のご講演があるので
本当に楽しみにしていたが、もうお話は最高でした。
「最期までリハビリテーションを」と
終末期リハビリテーションの考えを導入されていて
人間らしい生活を送る だけでなく
尊厳ある介護を受けられる、身体として人間らしくある
を述べられていた。リハビリの「そもそも論」が必要など
さすがに、地域リハビリテーションの先駆者で
目からウロコでした。

千葉県の担当者からも発表があり
その現実に驚いてしまった。
H27年には、高齢者人口の増加率は、埼玉県についで2位。
増加率は、50.6%。

そして、それに比べて、現在の千葉県は
病院数、診療所数、医師数、訪問看護ST数は下から数えたほうが早く
介護・医療療養病床数も、下から数えたほうが早い位置にいる。

脳卒中地域リハの分野でも、地域間格差があり
人口、高齢化率、資源等に差が出ているという。

こういうことを、県民は、市民は知っているのだろうか。

首長を、人気で選ぶ人がいるけれど
大事な大事な医療と福祉に、どれだけ力を入れてくれるかを
じっくりとみていかないと、10年後に、しまったと思っても遅いと思う。

本当に、自分たちの住むまちは、住み続けられるまちなのか。
私達も真剣に考える時が来ているのではないだろうか。

2009年2月13日金曜日

在宅緩和ケア支援センターを全国に!

by 藤田敦子です。

すっかりご無沙汰をしていました。

厚生労働省から都道府県は、
在宅緩和ケア支援センターをひとつ作るようにと言われています。
http://www.mhlw.go.jp/wp/seisaku/jigyou/06jigyou01/dl/01.pdf

この在宅緩和ケア支援センターは、まさに現在ピュアが行っている
事業のすべてを行う公的機関で、在宅療養の患者・家族を助けるための
働きを持っています。

一般への啓発、相談
専門職への研修、相談
事業所一覧公表
地域ネットワーク

千葉県にはまだ出来ていませんが、
千葉県がんセンター内に作ることで合意が出来ており
現在、準備を進めている段階です。

他県では、私の知るところでは
モデルになった広島県緩和ケア支援センター(広島県立病院内)http://www.pref.hiroshima.lg.jp/fukushi/byouin/center/index.html
東京都はふたつになりました
http://www.kanwacare.jp/topics0126.html(東京厚生年金病院)
http://www.kanwacare.jp/(事業所一覧)
宮城県(宮城県がんセンター内)
http://www.pref.miyagi.jp/situkan/gan/zaitakushien/top.html
山口市(山口赤十字病院内)
http://www.c-able.ne.jp/~zaitaku/
石川県(石川県済世会金沢病院内)http://www.saiseikaikanazawa.jp/welfareguide/kanwacare.html

早く、全国に広がってほしいと思っています。

読売新聞でも記事になりましたが
どこに住んでいても、在宅が可能になるように
千葉県の資源調査を行い、電話相談をしてきました。
患者・家族・一般への啓発のためフォーラムを開催し
また、専門職向けに、公開講座を行ってきました。
一般市民がやっていることですから、内容が伴った活動では
ありませんが、実際に、在宅への道を作るために必要だと思い
自主的に行ってきたことです。
他には、ボランティア養成研修をしています。

この在宅緩和ケア支援センターを作る動きは
まさに、私の「夢」の実現でもあるわけです。

まだ、自分の都道府県になかったら、ぜひ、問い合わせをしてください。

「夢」は思い続ければ、実現していくのですね。
本当にうれしいです。