2007年12月30日日曜日

訪問看護師として再就職を支援する学び直しプログラムの講師

by藤田敦子

NPO法人「ピュア」の藤田敦子です。
もう、12月30日、そして数時間で12月31日、一年が終わろうとしています。

昨年は、父と過ごす最後の正月と思い、すでに実家にいました。大腸がんになり、思わぬことから身体障害者1級、下半身マヒとなった父を在宅介護をして、本当にいろいろなことがありました。

車いすでも元気に明日を信じて生きていたけど、がんは容赦なく、父の身体をむしばんで、2月20日に帰らぬ人になりました。でもその最期は、本当に穏やかで、朝・昼と食事をして、母とも会話をし、訪問看護が来た午後に急激に悪化して、医師が往診した2時間後に眠るように亡くなっていきました。父の側には3人の訪問看護師さんが、母を励まし、そして私が駆けつけるまではと、父に必死に声掛けをしていました。父の4年間を支えてくれたのが、訪問看護の皆さんです。そのお礼を何かの形にしたいと、千葉大学看護学部から、看護師の学びなおしプログラムの講師を依頼されてOKしました。私の体験やピュアを通した思いをお伝えできたらと思っています。

以下、シンポジウムの概要です。

千葉大学「訪問看護師として再就職したい看護職者を支援する学び直しプログラム開発」
第1回シンポジウム ~訪問看護師への期待に応えるための<学びなおし>~

●日時:2008年3月8日(土)13:00~17:00
●場所:幕張メッセ 国際会議場
●参加費:無料
●主催:千葉大学看護学部
●後援:千葉県医師会、千葉県看護協会、千葉県訪問看護ステーション連絡協議会
■プログラム(第I部)訪問看護師への期待と課題
1.訪問看護に期待される役割 -政策的観点から-(基調講演)
  全国社会保険協会連合会 理事長 伊藤雅治氏
2.訪問看護の現状と課題  
  青森県立保健大学大学院 健康科学研究科教授 川村佐和子氏
3.訪問看護師のための教育資源
  日本訪問看護振興財団 認定看護師教育課程訪問看護学科 主任教員 松井美嘉子氏
4.訪問看護師になりたい人の<学び直し>プログラム
  千葉大学訪問看護師として再就職したい看護職者を支援する学び直しプログラム開発 担当者 井上洋士氏
(第II部)利用者と医師、訪問看護師からみた訪問看護
1.利用者からみた訪問看護
  NPO法人「ピュア」代表 藤田敦子氏
2.在宅診療医からみた訪問看護
  医療法人財団千葉健愛会理事長 あおぞら診療所医師 和田忠志氏
3.訪問看護師の立場から
  千葉県訪問看護ステーション連絡協議会会長 佐野袈裟美氏
4.全体討議  シンポジスト:藤田敦子氏、和田忠志氏、佐野袈裟美氏

申込み方法や学び直しプログラム開発の詳細は下記へ
http://www.n.chiba-u.jp/manabi/event/event_new.html

2007年12月29日土曜日

いのちをかけていのちを守った山本孝史議員

by 藤田敦子

NPOピュアの藤田敦子です。たぶん、このブログで書くのは適切ではないかもしれないけれど、伝えたいことがあります。国会で、末期のがん患者であると告白をし、がん対策基本法の原動力になった民主党の山本孝史(やまもとたかし)議員が12月22日に奥様のゆき夫人に見守られて58歳で亡くなられました。まだまだ、やっていただきたいこと、教えていただきたいことがたくさんあったのに、本当に悲しい気持ちでいっぱいです。

私が山本さんとお会いしたのは、まさに告白後の野党と与党双方の案をつめる時でした。東京大学医療政策人材養成講座(hsp)で、がん患者大集会を起こしたメンバーの講義を受け、「厚生労働省との話し合いで【緩和ケア】がテーマになるので参加しませんか」とお誘いを受けて、がん患者ネットに入れて頂きました。何もかもが初めてでしたが、偶然、6月の国会で通りそうだった時、全国患者団体のリーダー達がちょうどアメリカに行ってしまいました。山本さんは、患者側と連絡を取りたいと必死だったようで、初めて勇気を出してメールをした私に、山本さん本人からお電話を頂き、もう青天の霹靂でした。議員さんと話をしたのは、生まれて初めてだったのです。そしていろいろなことがあり、あの歴史的な瞬間にほんの少し私も関わることができて、私の一生の宝物になりました。

付帯決議で、緩和ケアに息吹を与えてくださったのは、山本さんです。あの付帯決議がなかったら、今の緩和ケアの教育も生まれてこなかったと思います。それから、お金のことを考えなくてはいけないと教えてくださったのも山本さんです。効果的に声を届けて、予算を確保しなければ、どんなすてきな法律を作っても、絵に描いた餅になってしまうと教えてもらいました。そうなんです、今までそんなことを考えたことがなかったけど、今回、千葉県のがん対策委員になって、予算をまず考えなくてはいけないことを、本当に実感しました。

来年の千葉大会は、それぞれの都道府県のがん対策推進計画が決まった大事な年に開催します。実践されている方々の研究発表とともに、更なる緩和ケアの発展を願って開催したいと思います。がんばっていくことが、山本さんへの恩返しになると信じて!

ゆき夫人の「山本孝史を応援してくださった皆様へ」という手紙はhttp://blog.mag2.com/m/log/0000021451/でお読みになれます。
告別式は、1月12日(土) 大阪で行われます。

2007年12月21日金曜日

デーブ大久保さん主催のイベントで歌って来ました!

by 松尾貴臣

おとといの話になりますが、元読売巨人軍で、現在はタレントのデーブ大久保さん主催のゴルフコンペでゲストとして歌って来ました!

埼玉県の飯能市という西千葉からえらく遠いところまで行って来ました。


お仕事ですから。(笑)


さすが元プロ野球選手のイベントだけあって、約200人の参加者の中には多くのプロ野球選手(現役・OB含む)、俳優さん、タレントさん、企業の社長さんなどいろいろな人がいらっしゃいました。


特筆すべきは、TUBEの前田さんと楽屋でお話しをし、尚且つ「きみに読む物語」を生で聞いていただいたことです!!

こんな若造の歌を真剣に聞いてくださり、作曲に関するアドバイスもいただきました。


もんのすごくいい人!!


将来こういうミュージシャンになりたいなぁって率直に思いました。

すごく楽しかったです☆

2008年も頑張るぞー!ってモチベーションがググッと上がりました!!

写真はTUBEの前田さんと、正面でにこやかに座っていらっしゃった体操の森末さんです。

ぎゃ、逆光!(笑)



その後、パーティでも歌いまして、CDも100枚近く売れ、最高に幸せな気持ちになりました。(笑)

デーブ大久保さんとの記念撮影です。デーブさん自ら「この曲は、来年幕張メッセで行なわれる、日本ホスピス・在宅ケア研究会全国大会in千葉のイメージソングに選ばれています。」と紹介してくださりました。




楽しい仕事だった!So Good Day!!


2007年12月20日木曜日

2008年2月17日アルフォンス・デーケン教授の講演

by 藤田敦子

NPO法人「ピュア」代表の藤田敦子です。ブログを毎日更新している人を尊敬しています(ホント)
さて今日は、「平成19年度在宅がん緩和ケアフォーラム」主催:ピュア/千葉県のお知らせです。

平成19年度在宅がん緩和ケアフォーラム
がんでも、安心して最後を家で過ごせるまちづくり
日時:平成20年2月17日(日)13:00~16:30
場所:千葉市文化センター3階アートホール
    (JR千葉駅、京成千葉中央駅徒歩10分)

基調講演:「より良く生きるために-こころの癒しとユーモア」
   アルフォンス・デーケン 上智大学名誉教授

「デーケン先生が来日されなかったら、日本の緩和ケアは遅れてしまっただろう」と言わしめたアルフォンス・デーケン上智大学名誉教授に、念願かなって、講演をしていただけることになりました。一度母国ドイツに戻られて、もう日本へお戻りにならないと思っておりました・・・。良かったです。

デーケン先生のお話は、絶対に一度は聞いたほうがいいです。上智大学で長年「死の哲学」を教えておられ、「生と死を考える会全国協議会」名誉会長です。1991年全米死生学財団賞、第39回菊池寛賞、1998年ドイツ功労十時勲章、1999年第15回東京都文化省などを受賞されています。「死への準備教育」というと難しい話だと思うでしょうが、ユーモアが随所にちりばめられていて、涙あり、笑いありで、時間があっという間に過ぎていきます。

後半は、地域がん診療連携拠点病院に指定された船橋市立医療センターの渡辺義二副院長や在宅療養支援診療所、訪問看護、病院の在宅コーディネーター、患者家族、千葉県職員による「がんでも、安心して最後を家で過ごせるまちづくり」と題して、パネルディスカションをします。私はそのコーディネーターをします。

詳しい案内は、こちら   ちらし(PDF)
当日、千葉大会のご案内もする予定です(松尾さんのCDを手に入れるチャンスかも)

2007年12月14日金曜日

平成20年度診療報酬改定検討から見た緩和ケア

by 藤田敦子

NPOピュア代表の藤田敦子です。
11月に、第6回がん対策推進協議会が開催され、来年度のがん対策の予算についてが公開された。
【第6回がん対策推進協議会資料】
http://www.mhlw.go.jp/shingi/2007/11/s1119-5.html

厚生労働省、文部科学省の中で、緩和ケアの教育が示されていて、少しずつだけど道は開けてきた気がする。平成20年度診療報酬改定の検討状況の中でも、緩和ケアが触れられている。今まで、こんな形で、診療報酬の中で、緩和ケアの意味が話し合われたことがあったのだろうか?本当に、「がん対策基本法」を作る患者団体の一員として動いてよかったと感じている。

特に論点として出されている「緩和ケア病棟は、一般病棟や在宅では対応困難な症状緩和、在宅療養の支援および終末期のケア等の機能をバランスよく持つことが必要であり、終末期のケア以外の機能についても果たすことができるよう役割を見直す必要があるのではないか」という言葉に嬉しさが込みあげてきた。
まさにこれは、私が厚生労働省のがん対策の推進に関する意見交換会で発表した資料に入れた内容だから。

すべての医師が緩和ケアを学んで、痛みや苦しみを感じたらすぐ処置をしてもらい、苦しむ患者がいなくなるといいと思う。方向性を一辺に変えていくのは難しいけれど、来年の千葉大会が、緩和ケアを推進させる一助になれるよう、がんばります!

2007年12月11日火曜日

高山大会から千葉大会へ

by 藤田敦子

こんにちは。NPO法人ピュアの代表の藤田敦子です。
来年の第16回日本ホスピス・在宅ケア研究会全国大会in千葉の大会会長を
しています。 いよいよ、ピュアの公式ブログに参入です 。

日本ホスピス・在宅ケア研究会は、神戸が拠点なので、関西から九州に
かけては、詳しい人が多いですが、関東圏では、高崎、山梨、横浜でしか
開催されていませんので、馴染みが少ないかもしれませんね。
日本ホスピス・在宅ケアについてもっと知りたい方は、こちらをどうぞ。
http://www.hospice.jp/


都市型タイプで大きな国際会議場を貸しきってやるときと、市民会館など
2つの会場を併用して行うときがあります。昨年の高山大会は、市民会館
などを使って行いましたが、大きなホールが満席でした。
学会と違って、医療者のみの参加でなく、福祉や介護の人たち、市民
活動をしている人たち、大学等で研究している人たち、患者さんやご家族
など多彩な顔ぶれが一堂に会して、同じテーマについて学び、深めていく
日本ではめずらしい学会(研究会)です。

医師らを「先生」と呼ばない、対等な立場を保障しています。
また参加するときは、カジュアルな格好でぜひ参加してくださいね。

写真は、高山大会のメインシンポジウムの模様です。
これからブログを使って、千葉大会を少しずつご紹介していきますね。


2007年12月10日月曜日

高知ライブツアーへ行って来ました!

by 松尾貴臣

貴臣です。12月6日~12月9日まで高知ライブツアーへ行って来ました!

今回のツアーでは、普通ミュージシャンが行うライブハウスのライブに加え、「いずみの病院」での院内ライブを行い、「自由民権ホール」で「終末医療を考える」と題したコンサートを開催し、さらに「かるぽーと」で開催された高知県がんフォーラムにゲストとして歌わせていただきました。

そしてそして、「一喜会代表」の安岡佑莉子さん、「高知緩和ケア研究会代表世話人」の山口龍彦さん、高知県がんフォーラムで基調講演をしてくださった俵萌子さんとお会いし、お話することができました。


安岡さんとのラブリーな1枚です。



いずみの病院でのライブの様子です。





多くの患者さんに楽しんでいただきました。




自由民権ホールでのコンサートには「いずみの病院」から看護部緩和ケア病棟主任の澤田恵美子さんが来ていただき、講演をしてくださりました。
http://www.omitaka.com/minken20071207.html



そして、「高知県がんフォーラム」でも来年幕張メッセで行われる「日本ホスピス・在宅ケア研究会全国大会in千葉」のイメージソングでもある「きみに読む物語」を歌い、大会をPRして来ました。約500人くらいいらっしゃったでしょうか。皆さん、しっかりと歌とトークを聞いてくださりました。


リハーサルのときに撮った写真です。とてもキレイなホールでした!羨ましい☆




すごく楽しい4日間でした☆

また来年も高知へ行きます!!

詳しいレポートはこちら

2007年12月5日水曜日

高知ツアーへ行って来ます!!

by 松尾貴臣


ども、シンガーソングライター松尾貴臣です。

いよいよピュアのホームページにこのブログがリンクされました。

来年の千葉大会に向けて、情報をどんどん発信して行きたいと思いますので、ぜひコマメにチェックしてくださいね☆


僕が今年の7月16日に発表したサードシングル「きみに読む物語」が「日本ホスピス・在宅ケア研究会全国大会in千葉大会」のテーマソングに選ばれました。

曲に込めた想いや試聴はこちらをご覧ください。




実は僕は明日12月6日から4日間高知ツアー行って来ます。
ライブハウスB.B.CAFE&HALLや自由民権ホールや、いずみの病院高知県がんフォーラムなど「日本ホスピス・在宅ケア研究会全国大会in千葉」の使者として各地で熱唱して来ます☆

また2009年「日本ホスピス・在宅ケア研究会全国大会in高知」で大会会長をお勤めになる山口龍彦先生にもお会いして来る予定です。



帰ってきたら写真を交えてまた報告します!




行って来ます!!